今度生まれたらを読んでみました。

 

 

この度初めてコロナ感染してしまいまして、5日間の自宅療養を余儀なくされてしまいました。

 

テレビのない部屋で家族からも隔離されてしまい、プライムビデオ·読書·昼寝の繰り返しとなってしまいましたが、逆に今の自分を見つめ直すいい機会になりました。

 

というのは買ってみたもののなかなか読めずにいた本を一気読み出来ました。

 

その本とは内館牧子さん著作の「今度生まれたら」です。

 

本に添付されている折り紙カバーには「最新 老後小説! 」と名乗っておりましたが、50代が読んでも楽しめますし、かつ参考になります。

 

特に良かったと思えたことは物語の主人公である奥様のご主人の生き様です。

 

50代でシンガポールへ栄転が決まっておりましたが、飲酒がらみの不祥事を起こしていまい、結果閑散とした部署への左遷人事の憂き目にあってしまいました。

そんな状態になってしまっても家族には愚痴一つこぼさず、その後8ヶ月後に会社を退職し翻訳の仕事をしていくことになります。

奥様のパート収入の2本立てで生計を立てていくととで食いつないでいきました。

 

 

その後70 代になってからはワンダーフォーゲルのサークルに入り、余生を楽しんでいくというご主人の生き方ですが、私にとってもこれから生きていく上で当てはまる内容であり、何だか元気をもらえたような気がしました。

 

もちろん今この時点で私が会社を辞めるような事態になってしまったら、それこそ我が家は経営破綻となってしまいますので、その辺りは真似は出来ませんが……。

 

同時にいつまでも過去に囚われることなく、これからとう生きていくか、どのように楽しんで生きていけば良いのかという事を考えさせられました。そしてあまり深刻に考えすぎないことも重要なポイントであると思えて来ました。

 

人はとかく成功者や高所得者を羨むものですが、もっと自分というものを大事にしていかないと残りの人生はうまくいきません。

何より楽しめるものも楽しめなくなってしまいます。

 

明日からは仕事に行く予定ですが、新たにリセットした気持ちで臨んでみようと思います。